まえたなのblog

主に観光関連,好きな本、自分の考えなどについて書きます

君の名はとアニメツーリズム

f:id:uzikihune2430:20200729154646j:image

「君の名は」と聖地
はじめに「君の名は」というアニメ作品について解説する。この作品は、2016年に公開された新海誠監督による長編アニメーション映画である。興行収入は250億と大ヒットした。また海外でもブームとなり中国では興行収入が95億円にまで上がった。その人気に伴い聖地巡礼をする人も増加した。聖地としては映画の主人公の一人瀧という少年の住む東京。もう一人の主人公が住む糸守の駅のモデルとなったとされる飛騨古川駅。そして糸守湖のモデルといわれる諏訪湖などがある。

「君の名は」が与えた観光需要への影響
上で述べたように日本だけでなく海外でも人気が出たため、その聖地へは海外からの観光客も大勢訪れている。
 また中でも特に聖地として有名な飛騨市は、聖地巡礼ブームを町お越しのために利用しそのホームページでは「君の名は」の聖地巡礼ルートを紹介し観光客を呼び込んでいる。その影響は数字にも出ている。岐阜県高山市では2016年の外国人観光客の宿泊者数が約42万人を超え過去最多となった。飛騨市全体では、2016年の観光客数が2015年に比べ3.6%増え100万5881人であった。また映画の中に出てくる図書館のモデルの飛騨市図書館への聖地巡礼者も約4万人であった。このように「君の名は」による影響は大きく観光客を大勢呼び込むことに成功している。  
また私が訪れた諏訪市にある諏訪市にも聖地巡礼者が映画が公開されてから数年がたった今でもたくさん訪れている。
諏訪にある二つの聖地
諏訪市には二か所「君の名は」の聖地として知られている場所がある。一つが諏訪湖を見渡すことのできる立石公園。もう一つが高ボッチ高原である。この二つの場所からの諏訪湖の風景が映画に出てくる糸守湖ととても似ていると言われている。そのため「君の名は」の聖地とされ多くの人が訪れている。
下の写真が立石公園からみる諏訪湖

f:id:uzikihune2430:20200729020735j:image
諏訪湖が立石公園から見ると丸く見ることができ糸守湖は丸いことからモデルではと話題になった。
「君の名は」から考えるアニメツーリズムの可能性と今後
平成28年9月16日にアニメツーリズム協会が設立され、数多くの出版業や自治体、企業、団体が正会員として参加している。またアニメ聖地を88カ所選定し複数のアニメ聖地巡礼ルートを作り、2020年に地域に年間400万人の外国人観光客を呼び込もうとしていた。コロナウイルスの感染拡大によって観光客が激減しているがコロナ終息後には何年間かは海外は厳しいが国内の観光が活発になり更なる盛り上がりが期待できる。また人気アニメが生み出されるたびにモデルとなった地域や建物、風景は聖地巡礼の対象となる。それによって観光客を呼び込み町の活性化を図ることができる。この点からもまだまだ今
後アニメツーリズムには期待することができる。
参考文献とURL
(1) https://bookvilogger.com/kiminonaha-hida
(2) https://blog.goo.ne.jp/isesakicity/e/41ef9d03d11b5dfebc1e0cd36a06ef3d
(3) https://globalize.lifepepper.co.jp/anime-tourism/
(4) https://www.glocaltimes.jp/7316