まえたなのblog

主に観光関連,好きな本、自分の考えなどについて書きます

宮城の秘湯秋保温泉

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 宮城の秘湯秋保温泉。仙台駅からバスで約1時間。雪が降る中秋保温泉へ向かった。秋保温泉の名前の由来には平安時代に藤原秋保という人物がこの地を治めていたからという説。秋保大滝がアイヌ語で「アボ」いうことからという説などがある。

 宿泊せずに日帰り入浴も多くの温泉が実施しているため気軽に訪れることのできる観光スポットだ。今回私が訪れたのは、秋保温泉ホテル瑞鳳。日帰り温泉は大人は1260円。子供は630円。これに昼食プランをつけると2800円〜5500円となる。また昼食プランの場合は前日の17時までに予約する必要となる。また日帰り入浴の営業時間は10時〜15時。最終受付が14時までとなっているため時間にも注意が必要。他の秋保グランドホテルやホテルニュー水戸屋なども15時までとなっている。今回私は13時45分頃に最寄りのバス停に着いたので秋保温泉ホテル瑞鳳の温泉だけ入った。

 温泉には潮滝の湯・大和、秋保の湯、などの露天風呂がある。どれもとてもよかったが特に私が気に入ったのが「立湯」。深さが130センチもあり立ったまま温泉に入ることができる。楊貴妃が立ったまま入った温泉が立湯の起源だそう。寒い冬の日の露天風呂がとても気持ちよく身体の芯から暖まることができた。15時までと1時間ほどの時かなかったがとても満足した時間であった。

 

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 温泉を出たあとは秋保の温泉街を歩いてバス停に向かった。この日は雪が降っておりとても雪が積もっていた。春夏秋の秋保は知らないが冬の秋保の雪景色はとても美しく冬に来てほんとによかったと思えた。帰りのバスの時間はろくに調べていなかったが秋保グランドホテル前のバス停を見ると仙台駅行きが10分後くらいにくるとのことだった。この発見はほんとに運がよかった。そのバスで仙台へ行き宿泊していたホテルに戻った。

 次はいつになるかわからないが時間秋保に行く際にはどこかに宿泊して他の温泉も日帰り入浴でいろいろまわってみたいと思う。

 

日本三景松島

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 松島、宮島と天橋立とともに日本三景と言われている場所。松島駅と松島海岸駅があるが観光の際は松島海岸駅下車がおすすめ。

 松尾芭蕉が訪れた際「松島やああ松島や松島や」という句を読んだ。これは松島の景色が素晴らしすぎて言葉で表すことができないというもの。さまざまな場所を巡りあり歩いて来た芭蕉にそこまで美しいと言わせる松島はさすが日本三景の一つ。私は宮島と天橋立も訪れたことがあるのでこれで日本三景コンプリートした。松島の景色は宮島と天橋立に勝るとも劣らない絶景だった。松島観光の際おすすめのスポットがある。それは新富山展望台。松島海岸駅から徒歩約18分程度の所にある。松島海岸駅から海の方へ向かうのではなくその逆の道を行く。展望台へは坂道を上がっていく。そこからの景色はまさに絶景。

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 この日は晴天であり運も良かった。松尾芭蕉がどこから松島を見たか分からないがもしこの展望台以外のところから見たのなら私の方が素晴らしい松島の景色を見れたのかもしれない。展望台からの景色を堪能した後は海側へ向かう。松島と言ったら牡蠣。

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 私のおすすめはげんぞうというお店。牡蠣フライと焼きガキを注文。外で食べることができる。できたての熱々の牡蠣はとても美味い。松島を一通り堪能したら松島海岸へ戻り次の目的地石巻へ向かった。

 日本三景の一つであり伊達政宗松尾芭蕉ゆかりの土地は歴史好きな私にとってはいつか訪れたいと思っていた場所で今回ようやく訪れることができた。

日本三代史跡 多賀城跡

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 仙台駅から電車で15分。国府多賀城駅下車から徒歩で約10分。この地も奥の細道の名所である。

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 多賀城跡がある。多賀城とは奈良時代に東北統治の拠点として作られた城。古来より政府は蝦夷との争いを続けていた。そのため何十年にもわたり軍を派遣して城柵を築いていた。奈良時代朝廷は蝦夷を治めるため蝦夷の族長であった伊治呰麻呂に冠位を与えられ東北統治を任せられた。しかし宝亀11年(780年)3月、伊治呰麻呂は反乱を起こす。陸奥按察使兼鎮守副将軍の紀広純等を殺害し多賀城を焼き払った。それにより政府と蝦夷の戦いは激化。その後何十年も続いていく。平安時代征夷大将軍坂上田村麻呂アテルイを倒し政府と蝦夷の戦いはおわる。しかしその後も反乱は続いていたともいわれる。これらについては国府多賀城駅から徒歩1分のところにある東北歴史博物館で詳しく知ることができる。縄文時代から現在に至るまでの東北の歴史資料や出土品が数多く展示されていた。縄文土器や祭りで使われていた衣装、吾妻鏡などの資料など色々展示されていた。

現在多賀城跡には多賀城碑が残っている。

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 これは恵美朝狩が多賀城を大規模修繕した際に記念として作られたもの。恵美朝狩とは恵美押勝藤原仲麻呂)の息子である。父が権力を握っている間参議に任じられていた。しかし押勝の反乱に従い戦ったが敗れ殺された。 

 また多賀城跡も松尾芭蕉が訪れた地である。多賀城碑は、歌枕の「壷碑」とも呼ばれており古来より多くの人が歌を読んでいた。私も歌が詠まればいいのだが何も思い浮かばなかった。

 多賀城跡には建物はほとんど何も残されておらず仙台観光の際訪れるのは私のように歴史好きな人がほとんどだろう。何もなくてもかつてはここが東北統治の拠点で政治が行われていたことや反乱が起きたことなど様々なことを想像しながら見るのもおもしろいかもしれない。この記事を読んで下さった方には歴史好き嫌い関係なく一度訪れてみてほしい。

 

松尾芭蕉も訪れた飯坂温泉

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旅の2日目は、飯坂温泉に訪れた。福島駅から飯坂温泉駅行きの電車に乗る。

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沿線には雪が残っていて東北だなと感じた。

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 飯坂温泉駅。この日は雪が降っていなかったが道の両端は雪とその溶けた水で覆われていた。駅を出てすぐ芭蕉像がある。私がこの地にきた理由は松尾芭蕉が訪れていたと知ったから。今回の旅のテーマの1つ奥の細道巡り。この次には岩沼へ行く予定だ。
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 駅を出てすぐの橋の上からの景色はまさに絶景。冬にきて本当によかったと思った。温泉も個人的には冬に入るのが好き。温泉街の雰囲気もとてもよく冷たい風も心地よかった。私が訪れたのは伊勢谷。
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 午前中の日帰り温泉は600円ととても安い。そう思っていたら帰りに300円の温泉があった。飯坂温泉街は全体的にそんな感じなのだろう。伊勢谷の特徴は熱い湯だそう。熱くて入れなかったら湯もみしてくださいという注意書きもあった。人もあまりいなかったのでせっかくなので湯もみをしてみた。長いぼうでお湯を掻き回す。これで入りやすくなる。温泉はとても気持ちいいがのぼせそうになり15分くらいで出た。この日は本館の温泉は清掃中で隣の渓泉荘温泉に入った。毎週火曜日は清掃の日らしい。受付のところには150円でコーヒー牛乳と普通の牛乳が売っている。私はコーヒー牛乳を飲んだ。湯上がりに飲むのは最高だ。

 その後は来た道と別の道で駅に向かった。飲食店はいくつかあったが朝も早くやっているところは少なかった。帰り道明治から有名ではじめての共同浴場があった。流石入らなかった。ここが300円の温泉だ。松尾芭蕉も入ったらしい。

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 そこを過ぎたくらいのところに足湯があった。足湯は無料。電車までの時間少しだがあったまった。

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 このような本格的な温泉街に訪れたのは初めてだった。今回の東北旅行では他にもたくさん温泉街を訪れるであろうからとても楽しみになった。また飯坂温泉街に9つの温泉があり全て日帰り巡れる。温泉大好きな方にはおすすめだ。

 

白河の関〜東北の入り口〜 東北北陸旅行2

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 白河の関 古来より東北の入り口であった場所。東北へ向かう人、出る人皆が利用した場所。奥の細道で有名な松尾芭蕉もこの地を訪れた。東北旅行の最初に訪れるのに最もふさわしい場所だ。
 白河の関へは新白河駅または白河駅からバスで行くことができる。わたしも当初はバスで行くつもりでいた。しかしなんと1番早いバスの出発時間が15時13分。10時に白河駅に着いていたので5時間も待たなくてはならない。タクシーだと片道10キロもあるためお金がかかる。歩くことも考えたが10キロも歩こうとは思えない。とりあえず観光案内所を探した。聞いてみるとなんと無料で自転車をレンタルしていた。

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 早速自転車を借り白河の関へ向かうことに。初めて訪れた場所を自転車での移動は不安であったが道がとても単純かつGooglemapがあるので迷うことはなかった。しかし上りと下り坂が交互にありとても大変な道のり。まさか旅の初日から往復で20キロも自転車に乗るとは。何台もの車に追い抜かれるが歩行者と自転車に乗る人は1人もいない。私に体力がないからなのか片道2時間もかかった。歩くことを選ばなくて本当によかった。何時間かかったことか。

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 このようにあと何キロか頻繁に教えてくれる。白河の関までの景色はとても良かった。道の周りに構造物はほとんどない。坂道を下る時の風は疲れを吹き飛ばすほどに気持ちよかった。

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 ここが白河の関跡である。階段を登ると白河神社がある。源頼家源義経松尾芭蕉と名だたる人物達が訪れた場所。そして東北の入り口の場所。これからの旅行が無事に終えることができるようお祈りした。白河神社の起源はとても古く130年代のもの。この入り口の雰囲気は個人的にとても好きで即シャッターを切った。やっと東北旅行がスタートしたって感じだ。

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 芭蕉とその弟子曽良銅像がある。今後この2人が訪れたとされる場所を数多くめぐりこの2人が見たであろう景色を見るのがとても楽しみだ。

サンライズ出雲・瀬戸号

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 今回初めてサンライズ出雲に乗った。岡山駅から東京駅まで。岡山駅にはサンライズ瀬戸号の方が出雲号よりも早く到着するため岡山駅から乗る際には瀬戸号にするのがおすすめ。
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部屋に荷物を置いたあとホームで連結作業を見た。
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 今回私が乗車したのはB寝台シングル。ソロと悩んだがシングルにしてよかった。1000円くらいしか変わらないので1人ならシングルがおすすめだ。1人で過ごすには十分な部屋だった。コンセントも1つある。またアラームのセットやヒーターなどの設備がありとても快適に過ごすことができた。車内にはシャワーがあり使用するにはシャワーカードが必要。3号車と10号車で販売さており1枚330円。使用できる時間は6分。

 停車駅は姫路、三宮、大阪、横浜など。たまに乗車できない駅でも止まっていた。部屋の中の窓は大きく普段見ることのできない深夜の車窓の景色をたっぷりと見ることができる。
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 深夜、隣のホームを見たらなんと高松行きのサンライズ出雲が止まっていた。まさかサンライズの中から別のサンライズを見ることができると思っていなかったので驚いた。外の景色が気になり深夜まで起きていてほんとうによかった。

 いつも私は東京へ行く際は新幹線を利用していた。しかし今回サンライズに乗ってみて今後東京へ行く際は毎回サンライズを利用したいと思えた。乗車してみた感じB寝台ソロで十分快適であったがもっと快適なA寝台にも乗ってみたい。また出雲から東京の全区間乗車もしてみたい。

東北へ向け出発

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1月31サンライズ出雲・瀬戸号に乗り東京へ向かう。東京から東北新幹線に乗り継いで新白河駅へ向かう。そこから長い長い旅行が始まる

 大まかなルートは下の通り

新白河→福島→仙台→多賀城→松島→石巻→一関→平泉→花の巻→盛岡→田沢湖→盛岡→二戸→八戸→青森→十三湊→弘前→大館→能代男鹿半島→秋田→鶴岡→新庄→天童→山形→米沢→郡山→会津→新潟→富山→金沢→能登半島→金沢→加賀→福井→敦賀→滋賀→大垣

 東北地方と北陸地方の全ての県をまわる。

 仙台、平泉、青森以外は今回の旅行で初めて訪れる。行ったことのない場所に行くことはとてもおもしろい。また冬の東北に訪れたこともない。そこに住む人たちの日常を少しでも味わいたいと思う。そのために同じホテルに連泊する様にしている。まだ体験したことのないことを体験することこそが旅の醍醐味だ。見たことのない絶景はもちろん住んでる人からしたら当たり前の日常の風景もたくさんカメラに収めていく。その私が美しいと感じた東北と北陸をいろんな人と共有していきたい。